【観戦記】女子Fリーグ アニージャ湘南 vs 福井丸岡RUCK 〜福井丸岡RUCK、全員でつかんだ勝利〜

04_女子フットサル

2024年1月21日、日本女子フットサルリーグ2023-2024ファイナルシーズン上位リーグ アニージャ湘南 vs 福井丸岡RUCKを観戦しました。

スコアが動いたのは4分3秒、丸岡の攻撃でした。高尾純奈選手からのパスを引き出した横山凜花選手が左サイドを破り、左足でゴールネットを揺らします。その後はスコアが動かず、0-1で丸岡リードのまま試合は終盤に突入します。

35分10秒、丸岡は加藤ほのか選手のパスを受けた高尾選手が左足で蹴りこみ、追加点。この時点で1得点1アシストの高尾選手は今シーズンのリーグ初ゴールでした。

そしてこの得点をきっかけに、湘南がパワープレーに出るなど、ここから試合は大きく動いていきます。

湘南は35分54秒、GKビブスを着た加藤伊吹選手のパスを受けた飯干絵里選手が振り向いて左足シュート。これはGK藤江真尋選手に阻まれたものの、こぼれ球を舘山香緒里選手が押し込みます。まずは1点。

すると今度は丸岡。パワープレーを続ける湘南に対して、パワープレー返しで応戦。36分58秒に林笑選手がロングシュートを沈めると、38分22秒にはGK藤江選手が池内天紀選手へ素早くつなぎ、池内選手が放ったシュートのこぼれ球を荒井一花選手が押し込みます。素早いカウンター攻撃でしたが、これも一種のパワープレー返しでしょうか。

1-4とリードを広げた丸岡でしたが、湘南も反撃。38分54秒に飯干選手が強烈な左足シュートを叩き込むと、39分13秒には飯干選手のクロスを髙橋奈々選手が頭で押し込みます。

スコアは3-4、ふたたび1点差まで詰め寄った湘南でしたが反撃もここまで。リードを守り切った丸岡がファイナルシーズン2勝目(シーズン全体では6勝目)を挙げました。

福井丸岡RUCK、全員でつかんだ勝利

横山選手の先制点、要所でのGK藤江選手の好セーブ、パワープレー返しの追加点。

勝敗を左右する要素はいくつもありましたが、チーム全員でつかんだ勝利である、という一言に尽きると思います。

丸岡は宮本夏奈選手が体調不良でメンバー外。宮本選手の不在は日本リーグでは初めてのことだったようです。

そのため、いつもの2ndセット(横山凜花選手・池内天紀選手・荒井一花選手・林笑選手)がスタメンに。もともとの1stセット(横山夢花選手・高尾純奈選手・前田海羽選手・山森しおん選手)は宮本選手の代わりに山森しおん選手がピヴォに入っています。

またローマ遠征後から体調が万全ではないという池内選手がベンチにいる時には高尾選手がその穴を埋めました。さらに2ndピリオド開始直後には前田海羽選手が競り合いで顔にボールをぶつけて退場。プレー続行が不可能となります。この穴を埋めたのが加藤選手でした。

体調不良、アクシデントなどによる不在を全員で埋めながら、勝利を手繰り寄せていく。チーム全体、個々の選手の成長があったからこそ、全員でつかむことの出来た勝利だったと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました