
4月16日、WEリーグ第15節 三菱重工浦和レッズレディース vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザを観戦しました。
この試合は、浦和がACL出場のために未消化だったカードです。試合前の時点で暫定3位につけていた浦和は、この試合で勝利すれば単独首位に浮上するという状況でした。前節(第17節)から中2日という厳しい日程の中、キャプテンの柴田華絵選手がベンチスタートとなり、代わってキャプテンマークを巻いて出場したのがMF伊藤美紀選手(2013年度卒)です。
インサイドハーフの一角としてプレーした伊藤選手。チームメイトからの信頼を感じさせるように、彼女のもとにボールが集まってきます。11分にはショートコーナーからFW高橋はな選手のヘディングシュートを演出し、18分には左サイドでの連携からDF栗島朱里選手へダイレクトパスを送っています。さらに24分には、MF櫻井まどか選手のシュートへつながるサイドチェンジのパスも見せました。
また、セットプレーのキッカーとして、すべてのコーナーキックとフリーキックをまかされていました。もちろん攻撃面だけでなく、守備でも貢献しています。攻守の切り替えが速いチームのスタイルに合わせて、伊藤選手もプレスバックをするなど、労を厭わずに守備を助けていました。後半途中から出場した柴田選手にキャプテンマークを引き継ぎましたが、タイムアップの瞬間までピッチに立ち続けました。
彼女のことを「MVP」という最大級の言葉で評価していたのが、この試合の解説を務めた柏木陽介氏です。試合後のフラッシュインタビューで柏木氏の質問に対して、伊藤選手は次のように答えています。
-柏木氏
(伊藤選手は)堀監督のやりたいサッカーにすごく理解がある。ポジショニングもすごく良かったし、攻撃の起点にもすごくなっていた。特に、意識してプレーしていることは何かありますか?
-伊藤選手
まずは立ち位置のところで、ビルドアップの時にまずフリーでいい位置をとることを心がけています。相手のボランチを食いつかせることをすごく意識してた中で、自分にボランチが食いついたら逆サイドが空くというところを狙いを持っていた。しっかりと相手を見ながら、後ろの人とタイミングを計りながらボールを引き出すことをすごく意識してました。そこからのスルーパスも今までの試合よりは出せていたので、少しずつ良くなってきたと思います。
伊藤選手は高校時代、主にサイドでプレーしていたと記憶しています。主戦場を中央に移した現在は、ポジショニングなど質の高い動きと豊富な運動量で攻撃の軸を担っています。加入2年目にして、チームにとって欠かせない存在となり、ピッチ内外での存在感を高めているのが本当に素晴らしいです。
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